第4話「未確認因子」、観ました?
文太(大泉洋)と四季(宮﨑あおい)の関係、もう「仮初の夫婦」では済まされない感じになってきましたよね。誕生日プレゼントという小さな出来事から、確かに芽生える愛。そして四季がついにエスパー覚醒、「風」の能力が発現。
その裏で市松(北村匠海)、紫苑(新原泰佑)、九条(向里祐香)という新キャラも!
早速第4話を振り返っていきましょう!

四季、ついに覚醒!ケーキと一緒に吹っ飛ぶ文太
前回(第3話)でEカプセルを誤飲しちゃった四季。最初は特に変化なくて、文太も「このまま何もなく過ぎてくれ…」と祈ってただろうと思うんですが、ついに変化が。
文太が用意した誕生日ケーキ、ろうそくを四季が「ふーっ」と吹き消した瞬間…まさかの暴風発生!! 文太とケーキが庭まで吹っ飛ばされるという、予想外すぎる展開で四季の能力判明。
「吹っ飛ばしエスパー」爆誕です。
穏やかな家庭シーンから突然の爆笑シーン、野木脚本のテンポ感が光ってました。
「ぶんぶんぶん」と蜂のアクセサリーの意味
ところで冒頭、四季が「ぶんぶんぶん」歌ってましたよね。
あれ絶対意味あると思うんですよ。 しかも今回、夫婦お揃いで蜂のアクセサリー買ってたじゃないですか。
第1話でも文太が「ぶんぶんぶん」口ずさんでたし、このモチーフ、絶対何かありますよね。
市松登場と「たこ焼き研究会」の怪しさ
一方、「たこ焼き研究会」を名乗る大学生・市松が本格参戦。
東京工業大学の学生で、なぜか文太たちノナマーレメンバー全員を調べ上げている。四季が住む社宅の1階がかつてたこ焼き屋だったことまで把握してて、それを口実に接近。クリーニング店の客としても自然に関わってくる…完全にストーカーの手口じゃん。
でも文太と半蔵(宇野祥平)は、市松の「超能力に興味があって弟子にしてほしい」という言葉を素直に信じてます。エスパーってバレたのはマズいけど、「兆には内緒にしとこう」とサラリーマン的な情報隠蔽を発動。
四季がEカプセル飲んじゃったり、市松に正体バレたり…予定外すぎて兆に申し訳なくなってきたよ文太。早く兆に報告してあげなよ!!
第5話の予告にも「兆(岡田将生)に報告すべきではないかと不安を覚えはじめ…」って書いてあったけど、いや遅いよ!!
報告してあげたら兆もあの木のホログラムで必死に原因探らなくてよくなるのにねえ。
ヴィラン勢力、ついに誕生
笑いを交えた展開の裏で、物語は不穏さを増していきます。
市松と桜介(ディーン・フジオカ)の息子・紫苑。この二人が、謎の女性・九条からEカプセルを受け取って、同時に飲み込みました。
これまで「へっぽこヒーローコメディ」だった世界が、ここで一気に「HERO vs Villain」構図へ。
四季、紫苑、市松…新エスパーが次々誕生して、世界が動き始めました。
紫苑と桜介の父子関係が辛い
紫苑、桜介からの花束を捨てるシーンあったじゃないですか。あれ本当に心にくる…やめてあげてくれ…。
桜介の嬉しそうな様子と合わせてみると心がえぐられます。
母親は息子に実の父親のこと全く教えてないっぽいから、自分で調べたのか九条あたりに吹き込まれたのか。たぶん後者かな。「極悪人だ」とでも言われたんでしょうか。
そんなことないのにねえ。殺人は正当化できないけど、家族のために…と思ってのことだったのは間違いないからね。
でも子どもからしたらそんなの知ったこっちゃないか。親の心子知らず…。
それにしても紫苑、今は全く不自由ない生活送れてるわけだし、実の父親が犯罪者だったとしても、そこまで強く恨むもんなんだろうか? このへん、もっと背景が知りたいです。
ちなみに予告見たら、ヴィランチームの紫苑がビットファイブのことを「ヴィラン」って言ってて、ちょっと混乱しますよね。まあ相手をヴィランと思わないと戦えないか。彼ら、ビットファイブのことどう思ってるんだろう。
九条という不穏な存在
市松と紫苑を繋ぐ謎の女性・九条。
二人にEカプセルを渡してましたが、このカプセルってそもそもノナマーレが開発したものなんでしょうか?
どちらにしてもノナマーレのエスパーたちを知っているから素性を調べたりしていたわけで、元ノナマーレの人だったりするんですかね。若すぎるか?
ただ一つ確実なのは、兆が感知してた「未確認因子」が、この瞬間に具現化したってことですかね。ノナマーレの管理外でエスパーが生まれてしまいました。
「未確認因子」って結局何なの?
兆が第4話で言ってた「得体の知れない未確認因子が存在する」というセリフ。
私は最初、未確認因子=市松の存在だと思ってたんですけど、四季のエスパー化も含んでるのかな。だとしたら、ヴィランチームの動きは兆にとって予想通りってことなのかな。それを止めたいってこと?
いや普通に考えてヴィランチームのことですかね。
未確認因子という言葉は、「誰も予測できないもの」「理性では測れないもの」。感情とか、偶然とか。つまり「人間らしさ」そのもの。
兆はそれを恐れている。文太たちはそれに巻き込まれている。
この対比が、物語の軸になってきた感じがします。
「愛してはいけない」ルールの意味
この物語の根っこにあるテーマ、それが「愛してはいけない」というルール。
兆は一貫して「ヒーローの任務に愛は不要」と言い続けています。
命令というより理念なのかな。ヒーローは理性の象徴で、感情に左右されちゃいけない。兆はそう信じている。
でもこの「愛の禁止」、彼の過去と関係してるのでは?
誰かを愛して何かを失ったのか、愛することで計画を狂わせたことがあるのか。
文太の「愛してるよ」
一方、文太はルールを意識しながらも、それを自然に越えます。
四季に芽生えた気持ち、素朴な「誰かを想う温度」。プレゼント選んで悩んで、気の利いたセリフも言えなくて。その不器用さが、この物語の「愛の形」なんですよね。
兆が「ヒーローに愛は不要」と言うなら、文太は「人間に愛は必要」だと行動で示している。
そして文太が「愛してるよ」と口にした瞬間、四季の能力が発動する。偶然かもしれませんが。
文太の言葉に反応したように吹き荒れた突風は、「愛してはいけない」というルールに風穴を開けたように見えました。
文太と四季、本当の関係は?
ところで面白い仮説見つけたんですよ。
「四季が文太を夫と思い込んでるんじゃなくて、本当は二人は元々夫婦で、文太が記憶を失ってるのでは?」という説。
確かに文太が最初、半蔵や円寂に「四季がおかしい」って愚痴ったとき、二人とも微妙な表情してたんですよね。
これ、「文太は四季の夫」って兆から聞いていたのでは?「新しい社員が四季の夫として来ますよ」じゃなくてただ「四季の夫が戻ってきたよ」と
だから「あんた何言ってんの?」みたいな表情だったのかなと。
文太が記憶喪失で四季を忘れてることに気づいて、それで話を合わせてる…?
でも、文太が元妻の話したとき、円寂が「あんた奥さんいたの!?」って驚いてたから、それはないか…?
このへんまだ謎だらけ。続き気になります。
まとめ
第4話「未確認因子」、物語が大きく動きましたね。
今回のポイント
- 四季が「風」のエスパーとして覚醒
- 兆が察知する「未確認因子」=市松・紫苑の誕生
- 九条登場で「もうひとつの勢力」が明確に
- 桜介と紫苑の父子関係に亀裂
次回、第5話では「未確認因子」が本格始動しそう!
楽しみですね。一緒に見届けましょう!


