「今市隆二が書類送検されたって本当?起訴されるの?」
そんな疑問を持った人も多いのではないでしょうか。
本記事では、事件の内容をわかりやすく解説しながら、書類送検と起訴の違いや、検察の判断ポイント、過去の芸能人の類似ケースまで詳しくご紹介します。
また、所属する三代目J SOUL BROTHERSや事務所LDHへの影響もまとめました。
読み終えた頃には、「実際どうなるのか」がすっきり理解できるはずです!
この記事でわかること
- 今市隆二の事件概要と書類送検の理由
- 書類送検と起訴の違い
- 過去に書類送検された芸能人の例とその後
- 今後の活動とLDHの対応
今市隆二の事件は起訴される?
今市隆二さんがタクシー運転手に暴行・脅迫したとされる事件が話題になっていますが、実際に起訴されるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、書類送検と起訴の違いを整理しつつ、今後の流れについてわかりやすく解説していきます。
書類送検とは何か?起訴との違いを解説
結論から言うと、書類送検=起訴されるとは限りません。
書類送検は「逮捕を伴わない捜査の結果を、検察へ送る手続き」のことです。
なぜ書類送検が行われるかというと、事件の内容が比較的軽微であったり、任意で取り調べを進められる状況だったりする場合に、警察が身柄を拘束せずに捜査を行うからです。
そして、捜査の結果を「証拠資料と共に検察へ送付=送検」するのがこの手続きです。
今回の今市隆二さんのケースもまさにこれで、逮捕はされていません。
ですが、書類送検されたからといって罪が軽いわけでもなく、検察が起訴するかどうかをこれから判断する段階です。
なお、起訴される場合には通常起訴と略式起訴の2パターンがあります。
略式起訴だと罰金刑になることが多く、正式な裁判を経ずに終結するケースもあります。
逆に、検察が「刑事責任を問うに至らない」と判断した場合は不起訴となり、事件としては終了します。
つまり、書類送検は「事件が終わった」のではなく、「まだ検察の判断待ち」という状態なんですね。
今市隆二の事件の概要と供述内容
今市隆二さんが書類送検された事件は、2025年4月5日の早朝に発生しました。
タクシーの車内で、運転手に対して「殺すぞ」と脅し、腕を引っ張るなどの暴行を加えたとされています。
この日は飲食店で酒を飲んでいた帰り道だったようで、今市隆二は知人男性とともにタクシーに乗車。
10分ほどの乗車中に事件が起きたと報じられています。
本人の供述によると、「タクシーに乗る前に別の人ともめて、イライラしていた」と語っており、精神的に不安定な状態だったことを認めています。
さらに、警察はこの供述や現場の状況から、今市隆二さんを暴行と脅迫の疑いで書類送検しました。
一方、タクシー運転手にケガはなかったものの、「ここまでの恐怖を感じたのは初めてだった」と語っており、精神的なダメージが大きかったことがうかがえます。
また、警視庁は「相当処分」と呼ばれる意見書を添えて検察に送致しています。
これは「処分は検察の判断に委ねる」という意味であり、今後の展開は検察の判断次第です。
その種類は慣行として、①厳重処分、②相当処分、③寛大処分、④しかるべき処分、とされています。
①は警察として起訴を求める意見、②は警察として起訴・不起訴どちらでもいいと考えている旨の意見、③は警察として起訴猶予にしてもらいたいとの意見、④は警察として起訴は難しいと考えるとの意見、とされています。
出典:南本町行政書士事務所
警察が出す意見書としては、今回の事件に関しては決して軽いものではないことが分かります。
被害者側も声明を発表
被害者側の代理人を務めるレイ法律事務所からも、今回の件について正式な声明が発表されました。
それによると、被害者であるタクシー運転手と今市隆二さんに以前の面識はなく、接客態度や言動に問題はなかったとされています。
実際に当日の車載カメラの映像も確認されたそうで、被害者側の認識と一致しているとのことです。
さらに、被害者から今市隆二さん側へ金銭の要求や示談の打診は一切行っていないと明言されています。
一方で、今市隆二さん側からは謝罪と示談の提案があったようですが、この声明が発表された時点では示談は成立していませんでした。
ネット上ではさまざまな憶測が飛び交っていますが、被害者の名誉保護と誤情報の拡散防止のためにも、こうした公式な情報がとても重要ですね。
被害者への誹謗中傷や個人特定などについては、法的措置を取らざるを得ない場合もあると警告もされています。
検察が起訴を判断するポイントとは?
今市隆二さんが実際に起訴されるかどうかは、すべて検察の判断に委ねられているという状況。
検察が起訴するかどうかを決める際には、いくつかの重要なポイントがあります。
まず第一に、被害者への被害の大きさが重要です。
今回のケースでは、運転手にケガはなかったため、身体的な被害は軽度と判断される可能性があります。
ただし、精神的な被害(脅されたことによる恐怖感など)が考慮される場合もあります。
次にポイントとなるのが、加害者側の反省の態度や示談の有無です。
今市隆二さんが被害者に対して謝罪をし、示談が成立していれば、不起訴となる可能性も高くなります。
一方で、示談が成立していなかったり、反省が見られなければ、略式起訴や正式起訴も考えられます。
さらに、過去の前科の有無や、社会的影響の大きさも考慮されます。
今市隆二さんは、過去にも飲酒絡みのトラブルを起こしていました。
芸能人である点においても社会的影響力が大きいため、同じような事件の再発を防ぐという観点からも、慎重に判断される可能性があります。
その後LDHも謝罪文を発表
被害者側の代理人弁護士からの発表があった7月31日のうちに、所属事務所のLDHからは謝罪文が公表されました。
示談は成立していないと発表があったことを受けてか、わずか数時間後、同日夕方にはLDHが「現在タクシー会社との示談は成立している」と発表。
書類送検が発表された当日にスピード解決しています。
この“同じ日の中で一変した発表内容”に違和感を覚えます。
まるで書類送検の報道が出たことで、慌てて示談を成立させたかのような印象を与えてしまったのです。
しかも、LDHは「4月時点で示談を申し入れていた」と説明しているものの、なかなか成立しなかった経緯があるにもかかわらず、報道当日に急転直下で解決した点も不自然。
「内容に納得できず、被害者側がこれまで応じなかったのでは?」
「足元を見たような内容で無理やりまとめようとしたのでは?」
そんな憶測が広がる原因になっているのは、“タイミングの悪さ”と“説明不足”と言えるでしょう。
過去の芸能人書類送検例とその後の流れ

今市隆二さんだけでなく、これまでにも芸能人が書類送検されるケースは何度もありました。
ここでは、過去の事例をもとに、その後の流れや社会的影響について詳しく見ていきます。
過去に書類送検された芸能人一覧
書類送検という言葉はよく耳にしますが、過去に同様の処分を受けた芸能人も少なくありません。
特に目立つのは「暴行」「薬物」「交通トラブル」といったジャンルの事件です。
例えば、
- 草彅剛(元SMAP):2009年、公然わいせつ容疑で書類送検 → 不起訴処分
- 坂上忍:1995年、飲酒運転で事故を起こし書類送検 → 起訴、罰金刑
- 槇原敬之:1999年と2020年に覚醒剤所持で書類送検 → 2回目は起訴・有罪判決
- 田中聖(元KAT-TUN):たびたび薬物関連で書類送検 → 2回目、3回目は起訴・有罪判決
このように、書類送検から起訴に進むかどうかはケースバイケースです。
処分の重さは、事件の内容や再犯の有無、反省の態度によって大きく左右されます。
起訴された場合/されなかった場合の違い
芸能人が書類送検された場合、その後の処分には大きく分けて「起訴される場合」と「不起訴となる場合」の2通りがあります。
この違いは、その後の芸能活動や社会的評価にも大きく影響を与えることになります。
まず、起訴された場合には、正式な裁判を受けるか、略式起訴によって罰金刑などが科されます。
特に正式起訴の場合、刑事裁判を受けることで報道がさらに過熱し、スポンサーや所属事務所からの契約解除など、活動への影響が非常に大きくなる傾向があります。
一方、略式起訴は比較的軽い罪に適用されるケースが多く、裁判を経ずに罰金などの金銭的な処分で終わることが多いです。
ただし、「起訴歴がつく」という点では、芸能人としてのイメージダウンは避けられません。
次に、不起訴となった場合ですが、これは「刑事責任を問えない」と検察が判断した状態です。
不起訴の理由には、証拠不十分、起訴猶予、示談成立などがあり、罪そのものがなかったと判断されるわけではありません。
しかし、社会的には「不起訴=無罪」のように受け止められることも多く、本人が反省し、事務所が迅速に対応すれば活動復帰も比較的スムーズに進む傾向があります。
今市隆二の事件と他の例との共通点・相違点
過去に書類送検された芸能人と比較すると、今市隆二さんの件にはいくつかの共通点と、より注目すべき相違点が見えてきます。
まず、共通点としては
- 暴力や迷惑行為による社会的問題
- 酒に酔った状態でトラブルを起こしたという背景
- 芸能活動への影響とイメージ低下への懸念
といった点が他の芸能人の事例と似ています。
実際、酔った勢いでの暴行・暴言というパターンは過去にも複数見られます。
一方で、今市さんの事件における最大の“違い”は、「事件の発生から報道までに長い時間があったこと」と、「その間にツアーなどの活動が行われていたこと」です。
事件は4月に発生していたにもかかわらず、公になったのは7月31日。
その間、三代目 J SOUL BROTHERSとしてのツアーも予定通り実施されていました。
つまり、ファンや世間が事件を知ることがないまま、グループの活動が続けられていたのです。
さらに、書類送検の報道と同日に示談が成立したことも不自然さを強めており、「事前に報道を知っていたうえで慌てて対応したのでは?」という印象を与えました。
これにより、「タイミングをコントロールしようとしたのでは?」という疑念や、透明性の欠如に対する批判が強まっています。
多くの過去事例では、事件発覚後すぐに謝罪や活動自粛が行われるケースが多いのに対し、今市さんの場合は“沈黙のまま活動継続”という対応が他と異なる点です。
こうした点から、今回の件は法律上の問題以上に、対応の“姿勢”が問われるケースであると言えるでしょう。
※8/1追記 捜査関係者の証言
「殺すぞ」という発言について、「同乗していた知人男性に対して言ったもので、運転手に向けて言ったのではない」というような話をしていることが判明。
また、運転席と後部座席の間にあるアクリル板を複数回にわたって殴ったそう。
運転手の腕を引っ張ったことは変わらないわけですから、どちらにせよ運転手の方が狭い空間の中でかなりの恐怖を感じたことは明白。
さらに知人男性に対して脅迫していたという別の事実も発覚してしまいどうにも苦しい状況です。
LDHの対応と三代目JSBツアー継続に対する世間の声
今市隆二さんの書類送検が明らかになった後、所属事務所LDHは公式に謝罪文を発表しました。
しかし事件が発覚したのは4月上旬だったにもかかわらず、その後も三代目 J SOUL BROTHERSとしてのツアーが5〜7月にかけて予定通り開催されていたことに、多くのファンや世間が疑問を抱いています。
ツアー強行にファンから疑問の声が相次ぐ理由
今市さんのトラブルは4月5日に発生しています。
つまり、LDHおよび本人はツアー開催前の段階ですでに事件を把握していたと見られます。
それにもかかわらず、全国ツアー「KINGDOM」は中止や延期などの対応が一切取られず、7月まで通常通り開催されました。
この対応に対し、SNS上では次のような声が上がっています。
- 「事件を隠したままステージに立ち続けていたの?」
- 「ファンを騙していたようで悲しい」
- 「ツアー後に発表するなんて、後出し感がある」
特に、“問題を隠していたように見えてしまう”タイミングに対する不信感が強く、LDHの危機管理能力や誠意に疑問を抱くファンも少なくありません。
LDHが発表した謝罪・処分とその妥当性
7月31日、事件が報道されると同時にLDHは公式声明を発表し、以下の3点を明らかにしました。
- 今市隆二本人が暴言・暴行行為を行ったことを認めた
- 事件発生後、被害者側に謝罪を行い、示談が成立した
- 所属事務所として今市さんに「報酬返上」「自宅謹慎処分」を下した
一方で、「ツアー開催中にこの件を伏せていたことへの説明」は声明中には見当たらず、ファンの疑念を払拭するには至っていません。
LDHは過去にも所属タレントの不祥事に対して厳正な処分を下してきましたが、今回は“情報を出すタイミング”に対する批判が強い状況となっています。
再発防止に向けた今後の活動と課題とは?
今後、今市隆二さんは当面のあいだ自宅謹慎とされており、活動再開の時期は未定です。
また、LDHとしてもコンプライアンスの見直しや、タレント管理体制の強化が求められています。
三代目JSBは今年15周年イヤーを迎えており、記念すべき年に何をしているんだと怒りを感じているファンも多数。
芸能界ではイメージが命ともいえるだけに、一度の不祥事が長期的な活動休止やグループの信頼低下につながるケースも少なくありません。
今回の件を受け、再発防止策や透明性ある情報開示をどれだけ早く、誠実に進められるかがLDHと今市さんにとっての“信頼回復のカギ”となるでしょう。
今市隆二 書類送検・起訴に関するよくある疑問【Q&A】
Q: 今市隆二さんはなぜ逮捕されなかったの?
A: 書類送検は逮捕とは異なり、警察が捜査を終えて検察に事件を送致する手続きです。
暴行や脅迫が軽微なケースでは、逮捕の必要がないと判断されることもあり、今回のケースもその一例と考えられます。
Q: 示談が成立していなかったのに、なぜLDHは成立していると発表したの?
A: 正確には、7月31日の朝には被害者側が「示談は成立していない」と発表しており、その日の夕方にLDHが「示談が成立した」と発表しました。
つまり、当日中に成立した形ではありますが、このタイミングが「書類送検報道への慌てた対応では?」と疑問視されています。
Q: 今後、起訴される可能性はあるの?
A: 示談が成立しており、今市さんが初犯であること、すでに謝罪と事務所処分があることなどから、起訴される可能性は比較的低いと見られています。
検察が不起訴処分を選択する可能性が高いでしょう。
Q: 事件が起きた後もツアーが続いていたのはなぜ?
A: 事件が発生したのは4月でしたが、報道されたのは7月31日で、その間も三代目JSBのツアーは予定通り実施されていました。
この点について、ファンや世間から「事件を隠していたのでは?」という疑問や不信感が上がっています。
Q: LDHの対応は適切だったの?
A: 謝罪や示談、処分などの表面的な対応は取られていますが、事件の報道タイミングやツアーを中止しなかった点などから、「誠実さに欠ける」という批判もあります。
特に透明性と説明責任の部分で改善が求められています。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 今市隆二さんはタクシー車内でのトラブルにより暴行・脅迫容疑で書類送検された
- 書類送検は起訴を意味するわけではなく、今後は検察が判断する
- 事件は4月に発生していたが、報道されたのは7月末で、ツアー中に明かされることはなかった
- 示談は報道当日の朝時点では未成立だったが、同日の夕方に成立と発表された
- 起訴される可能性は低いと考えられるが、事務所と本人の対応には不信感の声も上がっている
- ファンや世間の信頼回復には、今後の透明な説明と誠実な対応が不可欠
今市隆二さんの事件は、法的な処分の行方だけでなく、タレントと事務所の信頼構築や情報公開のあり方についても大きな課題を突きつけました。
特に「事件を知っていながら活動を続けたこと」や「示談成立のタイミング」に多くの人が違和感を覚えています。
今後は、LDHと今市さんがどのように責任を果たし、誠実に対応していくかが注目されるでしょう。